* 目次 [#m16c120b]
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** DockerでLillyMolを爆速起動!化学式から合成経路を探る旅に出よう! [#qba0c650]

皆さん、こんにちは! 

今日は、今話題のオープンソース逆合成解析ソフトウェア

 LillyMol

をDockerを使って手軽に動かしてみましょう! 

LillyMolは、Eli Lilly and Companyが開発した強力なツールで、複雑な化学構造を入力するだけで、合成可能な経路を提案してくれます。今回は、Dockerを利用することで環境構築の手間を省き、誰でも簡単にLillyMolの世界を体験できる方法を紹介します。

*** DockerでLillyMol環境構築 [#ye281e0c]

まずは、LillyMolを使うための環境をDockerで構築します。

1. **Dockerのインストール:** まだDockerをインストールしていない方は、[https://docs.docker.com/get-docker/](https://docs.docker.com/get-docker/) を参考にインストールを済ませてください。

2. **LillyMolイメージの取得:**  ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してLillyMolのDockerイメージを取得します。

 docker pull lillymol/lillymol

3. **LillyMolコンテナの起動:** イメージの取得が完了したら、以下のコマンドでコンテナを起動します。

 docker run -p 8080:8080 lillymol/lillymol

このコマンドは、LillyMolをポート8080で起動することを意味します。

4. **ブラウザでアクセス:**  Webブラウザ

ブラウザでアクセス: Webブラウザを開き、`http://localhost:8080` にアクセスします。LillyMolのウェブインターフェースが表示されるはずです。

これで、LillyMolの環境構築は完了です!簡単でしたね。

** LillyMolを使って逆合成解析を行う [#fe7ef92b]

では、実際にLillyMolを使って逆合成解析を行ってみましょう。例として、アスピリン(アセチルサリチル酸)の合成経路を探ってみます。

1. LillyMolのウェブインターフェースで、「Retrosynthesis」タブを選択します。

2. 「Enter SMILES or draw structure」欄に、アスピリンのSMILES表記を入力します:

 CC(=O)OC1=CC=CC=C1C(=O)O

3. 「Run Retrosynthesis」ボタンをクリックします。

4. LillyMolが計算を行い、可能な逆合成経路を提案してくれます。

結果の解釈:

- 提案された各経路を注意深く見てみましょう。

- 出発物質、反応条件、収率予測などの情報が表示されているはずです。

- 複数の経路が提案された場合、それぞれの利点と欠点を考えてみましょう。

** 応用:自分の興味ある化合物で試してみよう [#l66255c3]

アスピリンの例を参考に、自分が興味を持っている化合物のSMILES表記を入力して、逆合成解析を行ってみましょう。例えば:

- カフェイン: `CN1C=NC2=C1C(=O)N(C(=O)N2C)C`
- イブプロフェン: `CC(C)CC1=CC=C(C=C1)[C@H](C)C(=O)O`
- パラセタモール: `CC(=O)NC1=CC=C(C=C1)O`

注意点:

- 複雑な化合物の場合、計算に時間がかかることがあります。
- 提案された合成経路は、あくまで理論上の可能性です。実際の合成では、様々な要因を考慮する必要があります。

** さらなる探索 [#g5826871]

LillyMolには他にも多くの機能があります。例えば:

1. 構造検索: 類似の化合物を探すことができます。

2. 物性予測: LogP、溶解度、pKaなどの物性を予測できます。

3. 反応予測: 特定の反応条件下での生成物を予測できます。

これらの機能を使いこなすことで、化学研究の幅が大きく広がるでしょう。

** まとめ [#y4caeaa0]

DockerとLillyMolを組み合わせることで、手軽に強力な逆合成解析ツールを使うことができました。この環境を活用して、新しい化合物の合成経路を探索したり、既知の合成経路を最適化したりする可能性は無限大です。

化学の世界は奥深く、まだまだ発見の余地がたくさんあります。LillyMolを使って、あなただけの化学の冒険に出かけてみてはいかがでしょうか?

次回は、LillyMolの高度な使い方や、他の化学情報学ツールとの連携について紹介する予定です。お楽しみに!


** リンク集 [#vf6d1470]

*** LillyMolのソースコード [#p9c7c4e7]
https://github.com/EliLillyCo/LillyMol


** 一般的な化学構造検索 [#jf3a1dc8]

サンプルとして使ったSMILES化学式

 CN1C2=C(C=C(C=C2)C3=CN=CS3)C(=CC1=O)NC4CCC(CC4)OCCOC
 
結果を評価するためにつかったwiki

https://en.wikipedia.org/wiki/CD38-IN-78c


*** PubChem Sketcher [#y80ad230]
https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/

SMILESだけでなく、 IUPAC名、分子式など、様々な入力形式に対応しています。
NCBIの巨大なデータベースで検索でき、 化合物情報、生物活性、文献情報などを取得できます。

*** ChemSpider [#e54ad999]
http://www.chemspider.com/

こちらも複数の入力形式に対応し、膨大なデータベースを誇ります。
スペクトルデータ、物性情報、関連化合物など、豊富な情報を提供しています。

近い分子式や、近い骨格の分子をリストアップしてくれます。

AIが、この分子の特徴を推定してくれます。何度で燃えるとか。そういうやつです。

取り扱い企業をリストアップしてくれます。


** NIST Chemistry WebBook [#e5f1719f]

https://webbook.nist.gov/chemistry/

将来的に課金するかもと書いてあったので、シークレットモードで検索したほうが無難?


アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) が提供するデータベースです。

スペクトルデータ、熱力学データ、反応データなど、信頼性の高い情報を検索できます。

** SMILES変換に特化したツール [#o18e7d38]

*** cactus [#z4eff990]
https://cactus.nci.nih.gov/chemical/structure

SMILESを他の形式 (IUPAC名、MOLファイルなど) に変換できます。

バッチ処理にも対応しており、大量のSMILESを一度に変換できます。

*** MolView [#y371917b]
https://molview.org/

SMILESを入力すると、3D分子モデルを表示できます。

分子の回転、拡大縮小、原子情報の表示などが可能です。


日本語の紹介記事がありました。

*** eDESIGNERを使ってみる(準備編) [#y4bdb614]

https://tky-pychemweb.hatenablog.com/entry/2022/09/19/161606
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