パブリッシャーにとって一番の得策は最も汎用性の高いプラットフォームで自社コンテンツが読めるようにすることなんですけど、アップルが現実に差し伸べる救済への道はただ1本、AppStore?を通る道しかない。それが、iAdの本質です。
iAdの特徴はアプリから離れることなく広告が見られることだ。たとえば、あるアプリを利用していると、そこにまずは小さく広告が表示されたとしよう。それをタップすると、ナイキだの、トイ・ストーリー(映画)だの、広告がスクリーン一面に現れるが、見終わって閉じると、ちゃんと元のアプリがそこにあって、続けて利用できる。
今回のマルチタスクの実装はユーザにとって嬉しいニュースであると同時に、アプリを作る開発者、そしてそのアプリを使ってプロモーションを打ち出すマーケッターや広告主にとってチャンス。iPadと同様、iPhone OS 4.0では、インタラクティブでゲーム性の高い新しい広告の形が生まれそうです。ユーザ・開発者・広告主・アップルのハッピースクエアが実現するのか。今回の発表を受けた今後のアプリの進化にも期待したいところですね。
アップルがトイストーリのサンプル広告を出しているらしい。
bit.ly/iAdEasy?
http://www.apptoiphone.com/2010/04/iad_25.html
Superted
http://superted.me/toy-story-iad-navigation
http://webkit.org/blog-files/3d-transforms/morphing-cubes.html
iOS 4が必要
おそらくSafariリーダーでの開発が必要なぜなら
パブリッシャーはSafariリーダーを通した先の自社コンテンツ表示スタイルは一切いじれない。でも、「Wired」や「Popular Mechanics」みたいな雑誌アプリ作って、アップルのiAdプログラムでそこに広告出したら、ブロックされないんです。すごく深いところまでインタラクティブな広告だし、他の広告サービス --少なくとも非独立系の大手-- が絶対回収できない情報も回収できるというわけですね。
平均的ユーザーは1日あたり30分間アプリに費やします。3分毎に広告を出せば1日10回です。
iPhoneコミュニティー全体では、1日あたり10億インプレッションになります。
http://fladdict.net/blog/2010/06/does-iad-feed-me.html
iAdは、AT&T、Best Buy、Campbell Soup Company、Chanel、Citi、DirecTV、GEICO、GE、JCPenney、Liberty Mutual Group、Nissan、Sears、State Farm、Target、Turner Broadcasting System、Unilever、The Walt Disney Studiosといった著名グローバルブランドのモバイル広告キャンペーンと共にスタートします。Appleは2010年度のiAd出稿契約をすでに6千万ドル以上獲得していますが、これは2010年下半期分として予測される米国内のモバイル広告費合計の約50%に当たる数字です。
モバイル広告会社Quattro Wireless
http://www.quattrowireless.com/
AdMob? (Googleに買収された)