構文解析の記事一覧

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JSqlParser?

http://jsqlparser.sourceforge.net/

SQLを解析してJavaクラスの階層構造に変換する

特徴

Visitorパターンについて知りたい場合は下記のURLなどを見る

Visitorパターンって、Visitorが訪れるイベントしかとれないようなのは、 ありがたくない気がする。 なぜなら、構文は開始を終了が明確になっていないと、構文木を生成できないからだ。 だったら、はじめからjparsecをつかってたほうがいいってことになる。

http://www.aerith.net/design/Visitor-j.html

使い方:準備

ダウンロードしてきたjarのパスをzipに変換して解凍し、 そのなかからlibフォルダにjarがあるので、そいつをeclipseのビルドパスに外部jarとして取り込ませる。

サンプル

サイトのサンプルがちょっと手直しが必要だったので直して、日本語訳しておきます。

TablesNamesFinder?StringValue?はEclipseの自動補完を使うとjava.langの方をつかうので、

import net.sf.jsqlparser.expression.StringValue;

としておきましょう

JoinVisitor?(だっけか?)は削除しておきます。

               CCJSqlParserManager pm = new CCJSqlParserManager();
		/*
		 * Oracleのプレースホルダーは対応してないので、''で括るなどしましょう
		 * :AAA -> ':AAA' 
		 * Oracleの外部結合である(+)も対応していないので、削っておきましょう
		 * (+) -> 削除 
		 */
		String sql = "SELECT * FROM MY_TABLE1, MY_TABLE2, (SELECT * FROM MY_TABLE3) LEFT OUTER JOIN MY_TABLE4 "+
		" WHERE ID = (SELECT MAX(ID) FROM MY_TABLE5) AND ID2 IN (SELECT * FROM MY_TABLE6)" ;
		net.sf.jsqlparser.statement.Statement statement = pm.parse(new StringReader(sql));
		/* 
		対象のSQL文字列が何を行うか(たとえばSELECTなのかINSERTなのか...)に応じて、
		StatementVisitorをimplementsで実装したクラスをつかってください。
		とりあえずここでは例としてSELECT用のselectStatementをつかっています。
		*/
		if (statement instanceof Select) {
			Select selectStatement = (Select) statement;
			TablesNamesFinder tablesNamesFinder = new TablesNamesFinder();
			List tableList = tablesNamesFinder.getTableList(selectStatement);
			for (Iterator iter = tableList.iterator(); iter.hasNext();) {
				System.out.println(iter.next());
			}
		}

感想

サンプルにJavaのコードのパース例とか載っているし、 BNFファイルのパース例とかが載っていて、興味深い。 この手のパースプログラムは、その他のパースプログラムの定義もどん欲に取り込もうとすると おもわれる。なぜなら移植したほうが、いちから作成するよりも簡単だからだ。

構文木を生成して、別の言語。特に自分自身の言語でのパース定義ソースを生成することが、 便利なのだろう。

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Last-modified: 2010-08-10 (火) 00:36:04 (5002d)